カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

★★★☆☆これでは食べられるものがなくなってしまうなぁ、(書評)「トクホを買うのはやめなさい」 内海聡 竹書房新書


トクホを買うのはやめなさい 医者が教える実は危ない食品 (竹書房新書)

 

おなじみ内海氏の著書です。内海氏は、一般人のことを「グーミン」(愚民)と呼び、挑発的な文章が多いので、あまり好んでは読まないのですが久々に手にとりました。少なくとも、マスメディアに流されずに、真剣に食を考えている人であるのは間違いないですから。学べることは大いにあります。

今後記事にしますが、内海氏の主張は基本的に「引き算」です。身体によくないものをできるだけとらないにようにしよう!というスタイルですので、アレもダメ、これもダメとなっていく論調がなかなか辛く感じるのは事実です。

毒物を避けよ「社会毒」

 「社会毒とは、人間社会がもたらした古来の生物的世界とは反する内容を持った物質たちの総称」となります。」

  •   西洋医学系薬剤に代表される薬と呼ばれる物質
  • 砂糖
  • 人工甘味料
  • 農薬
  • 食品添加物(保存料、着色料その他)
  • 遺伝子組み換え食品
  • 悪い油
  • 環境ホルモン(ダイオキシンなど)
  • 毒性元素(水銀やヒ素)
  • 殺虫剤、洗剤、漂白剤その他
  • 石油精製物質(化学合成薬・プラスチックなど)
  • 強力な電気、電磁波
  • 工業系有害物質
  • 住宅系有害物質
  • 大気汚染物質
  • 人為的放射性物質
(「トクホを買うのはやめなさい」 内海聡 竹書房新書 P65-66)
 
基本的に内海氏は、このすべてを避けようとする思想のため、食べるものがなくなっていく傾向にあります。不食や、一日一食、少食主義などを提唱するのも、この流れなのかもしれません。内海氏は基本的にこの世界を信じていないのだと思います。以前読んだ著書では、いわゆる「陰謀論」を真剣に取り上げていますが、世界が邪悪で強欲な黒幕に牛耳られていると警笛を鳴らしています。

nazenanido.hatenablog.com

正直、ここまで突き詰めて考えると、精神を病んでしまいそうなので、私は、内海氏と全く同じ考えではありません。ある面は、しょうがないと割りきらないと、と思っています。むしろ、三石巌氏が述べるように、引き算ではなく「足し算」で、身体に及ぼす悪影響を、良い食品で積極的に中和していくというほうが、精神は健康でいられるように思っています。

まとめ

私は甘いのかもしれませんが、基本的に、引き算として食べないと決めている食品は、「過度の糖質」「トランス脂肪酸」のみと考えています。必要以上に自分を追い詰めると、食の喜びも失い、やはりつまるところ「不食」に進むのではないかと考えるのです。私は食べることが好きだし、悪いものでも、それを栄養にしてなんとか生きていく人間の身体への畏敬もあるので、これからも、あまり気に病むことなくなんでも食べて行きたいと思う気持ちが強くなりました。

もちろん、内海氏も賢い人ですし、現実もわきまえておられます。

「これまで私が述べてきた正しい食事をするためにすべきことの数々の事柄について読んだ方のほとんどは、こんなことを実行するのは無理と思われたのではないでしょうか。最初は、それが当たり前の感覚です。それどころか、ちょっと無責任に聞こえるかもしれませんが、すべてを実行することなどまず不可能なのです。・・・これまで読んできた中のひとつでもいいですから、実行してみてください。・・・無理なく続けることができたら新しいことを実行してみてください。そうして、少しずつ実行できることを増やしていってください。最終的には7~8割程度が実行できるようになれば、かなり理想的な食生活をしていると言っていいと思います。」(P189-190)

 知っていることを、調べたことを、言わずにはおられない。ある意味での生真面目な方なんじゃないかなとこの文章を読みながら思いました。

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