カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

素晴らしい健康哲学!名著ですよ。★★★★★(書評)健康常識100のウソ 間違いだらけの「家庭の医学」 三石巌

f:id:nazenanido:20160125221110j:plain

軽い気持ちで手にとった一冊ですが、最初から最後まで、納得の行く三石巌ワールドに魅了されます。この本を書いた時の三石氏は95歳。60代で自分の白内障をメガビタミンで治してから、栄養学を学んだという異色の研究家。分子生物学と医学をつないでいく独自の理論は読み応えたっぷり。しかも、三石氏の健康が生きた証拠になっています。(ちなみにこの本を書いた次の歳にスキー旅行中の風邪から肺炎をこじらせてなくなっています)

三石理論の三種の神器

 三石氏の理論は非常に明快で基本的には、次の3つをしっかり摂取する「足し算の発想」の食養生です。

  1. タンパク質
  2. ビタミン
  3. スカベンジャー(活性酸素除去)

「生体の合目的性を支えているのは、何度も言うように、食品から摂取するタンパク質である。それも、体が必要とするアミノ酸を含んだ良質タンパク質でなければならない。また、体内でタンパク質を作るためには大量のビタミンが必要になる。・・さらに忘れてはならないのは、スカベンジャーによる活性酸素退治である。この「電子どろぼー」は体内でひっきりなしに発生しているから、油断は大敵だ。活性酸素の量と同じだけ必要になるから、スカベンジャーも常に摂取していなければならない」

「高タンパク・メガビタミン・スカベンジャー。これが病気を予防するための「三種の神器」だと言っていいだろう。自分の体が遺伝的に持っている弱点を克服した上で、この三つを中心にしながら、各自の個体に合った食生活を工夫してもらいたい。」(P267-268)

 基本的に、三石氏の理論は、この繰り返しです。そして、この3つに集約される栄養学の深いこと。自身の身体でも十分に試していくことができます。このシンプルな理論。三石氏は健康食品(ヒトフード)も開発されましたが、基本的には、食養生で十分にこの理論を実践できます。糖質制限だけでは、足りなかった栄養全般に関する知識。MECだけでは偏りすぎてしまった知識。これらを統合してくれているのが、三石理論だと感じています。今私が知りうる中では、もっとも腑に落ちた一冊です。是非オススメします。

まとめ

三石氏は医師ではなく分子生物学の観点から「分子栄養学」という学問を自ら創設した方です。しかし、並の医師をはるかに上回る身体への理解度です。この本はもちろんなのですが、三石氏の他の著書も読みながらもっと勉強したいと思わされました。

 


医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす「生命の法則」 (祥伝社黄金文庫)

 

広告