カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

自分の病気を自分で作り出してはいけない!「選択理論」に学び、勇気と自信を取り戻した話。

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人生経験と共に深まる心理学

私はもともと心理学畑にいました(臨床心理士を目指していて挫折・道を変えた人)ので、心理学本は今でも好物でよく読むのですが、今更であったのが「選択理論」「現実療法」の考え方です。今より10年前に出会っていたら、たぶん、読んでも内容が1割も、2割も分からなかったかもしれない、でも、今はよく分かります。

人生経験は貴重。そして、読書は人生経験と共に深まっていくことを実感しました。自分の人生のコントロールを取り戻す心理学選択理論の基本概念は、公式サイトをご覧いただければ理解できます。

www.choicetheory.jp

今回取り上げたいのはとりわけ、この考え方のフレームが自分の人生のコントロール(とくに健康)を取り戻すのに大いに役立つということ。専門書なので、お値段も張りますから、なかなか気軽に手にとれない本ではありますが、ぜひ大勢の人に読んで欲しいと思います。

グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために

私自身、この考え方に触れただけで、多くの不快な症状を軽減することができました。

「行動」は選択できる

現在、起こっている物事、すでに起こった過去は変えることができないとはいえ、現在の私たちの行動は「選択」できる。非常に簡明な真理ですが、これを知るのと知らないのでは人生の向きは180度異なります。

以前、フランクルのロゴセラピーに触れたときも同様の感銘を受けたことを思い出します。


それでも人生にイエスと言う


この本もおすすめです。大好きな本のひとつです。

「刺激と反応の間には間がある」。刺激=反応ではなく、その刺激を受け止めてどう反応するか「選ぶ」ことができる。これを学ぶだけで、多くの問題を解決する道が見え始めます。強制収容所という絶対に劣悪な環境のもとでも自分の内面に与える影響を選べたというのは示唆的なことです。

選択理論は超実践心理学

話がそれましたが、「選択理論」の著者、ウィリアム・グラッサー博士は長年の臨床経験を持つ精神科医です。精神科医として多くの患者に実際にふれてきた経験から生み出した、超実践的な心理学が「選択理論」なのです。つまり、効果があり、多くの患者を救った方法を体系化したものが「選択理論」なので、これは机上の空論ではないと言うことです。

グラッサー博士は、人間の持つ自由・選択・自分をコントロールする力を高く評価し、信じています。その信念は、信仰と言い換えても不思議ではないと感じます。かたくなに抵抗し、セラピストの前で、いわば「発狂」する患者を目の前にして「選択理論」で戦う姿には真の強さを感じます。少しでも、理論に不安を感じれば、その時、セラピーは崩壊するでしょう。

精神病を自ら選ぶ人たち精神病にカテゴライズされるような多くの症状(統合失調症・うつ病・依存症・不安症・恐怖症)ですら、患者は自らそれを選んでいる、グラッサーはそう言います。自分で「選んでいる」のであれば、それを「選ばない」選択も可能だということになります。多くの場合、人生には選択しがいくつもあります。1つであることはあり得ませんし、2つしかないこともありません。

いくつもの選択肢がある。たとえば、恐怖症のような本人の意志とは無関係に現れてくる症状ですら、自ら選んでいるものだとすれば、本人がもっと良い選択肢を選ぶことができれば、そして、それを自ら理解できたときに・・・多くの病は自ら氷解するのです。

そんな話はうまくいかない、そう思うかもしれませんが、グラッサー博士は臨床の中で劇的な成果を出し続けてきました。関節性のリューマチや免疫疾患など、一部、原因不明の難病ですら、改善してきたのです。人間の持つ創造性は非常に大きいとグラッサーは言います。

人は自ら病の状態を作り出す

さて、これに、もし病名がついてしまえば、たとえば、精神疾患を表す病名がついてしまえば、とたんに患者は被害者となります。自分の生活のコントロールを失ってしまうことになります。「~~~病だから・・・」となるのです。薬に頼るようになれば、よりいっそう、問題の解決は容易ではなくなります。

極端に思えるかもしれませんが、グラッサーは精神病を認めていません。実際に病の症状を呈しているとはいえ、それは、人が自ら選んでいる行動の結果にしか過ぎないと見なします。

最初、患者である人は「先生は分かっていない!私は~~病だ」と抵抗するのですが、実はグラッサー博士こそが、色眼鏡をかけず、その人そのものを認めていることに気がつくにつれて、博士の述べることに耳を傾けるようになります。患者が奇声を出そうが、パニック発作を起こそうが、グラッサーはその人を病名で見ることはありません。

やがて患者は、自ら病を選んでいる自分に気がつけるようになります。身体的な病に関しても、ある分野では、この理論が当てはまると、私は見ています。

まとめ

自分のコントロールを取り戻したときに人は本当の意味で強くなります。

外的コントロール心理学・上質世界・等、聞き慣れない考え・概念を覆すのは簡単ではありませんが、常識・本当のこと、そう見なされているものが必ずしも、正しいわけではないことを理解させてくれる名著です。


グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために

以前、読んで「へ~~。イロモノ的治療だよな」と思った、こちら。


腰痛は<怒り>である 普及版

結局は同じ理論で説明できるわけですから、これは一つの真理だと感じます。

心理学・精神医学界ではグラッサー博士と同じほどの信念を持ってセラピーに当たれる人がどれほどいるのかを私は知りませんが、その普及を応援したいと思います。「選択理論」は決して新しい心理学では無いけれど、旧来の外的コントロール心理学は未だに世界を覆っているのですから。

いたちごっこのように、健康本やノウハウが出ては消え、新しい病気?が次々と作られる世界を、選択理論のフィルターで眺めなおすと、ずいぶん、違う景色に見えたりします。いかがでしょうかね。

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