カラダシホン日記

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「意識的」に身体の力を抜く技術を身に着けたい!「心と体の不調を解消するアレクサンダー・テクニーク入門」青木紀和

かつて整体やボディーワークに興味を持っていた時に、アレクサンダーテクニックは調べたことがあります。もう15年くらい前になるんですね。年月が飛ぶようです。

まだ、若かったのか、もっと即効性のあるテクニックや、人をうならせる「技術」に興味があったのですが、実際には「意識」の量を増やす、こうした技術こそ、身に着けるべきものでしたね。

今回、Kindle読み放題でアレクサンダーテクニックの本を入手しましたのでご紹介しましょう(本当に良い時代になりました)


心と体の不調を解消するアレクサンダー・テクニーク入門

著者の青木氏は、何をやってもとれない緊張型頭痛に苦しんでいましたが、アレクサンダーテクニックに出会うことで、頭痛から解放されるようになり、その経験を活かして、アレクサンダーテクニックの教師として資格を取得し、独立なさいます。アレクサンダーテクニックの教師は、日本にも少なからずおられると思いますが、ご自身の体験を活かした、分かりやすい指導が良い評判を生んでいます。

参考:アレクサンダー・テクニーク 身技レッスン 東京恵比寿 大阪 名古屋

YOUTUBEに無料でたくさんレッスン動画があります。興味があれば、自分で学んでみることができますね!

内容

「余計な力を抜く」ための技術であるアレクサンダー・テクニーク

この技術の神髄は一言で言えます。「余計な力を抜く」こと。青木氏によれば、筋トレのように筋肉を緊張させる技術よりも、筋肉の緊張を取り去る技術のほうが習得するのが大変なのだとか。実際に、筋トレなどで、過緊張を習慣にしてしまうと、逆に身体の緊張を抜くのは難しくなります。

目次

第1章 「アレクサンダー・テクニーク」とは何かー余計な力を抜けば、すべての不調は改善に向かう/第2章 「有利な姿勢」をつくるための基本方針ーお手本にしたいのは幼児の体の使い方/第3章 「有利な動作」をするための基本方針ー新しい常識でパフォーマンスを高める/第4章 日常生活で取り組むエクササイズー「体の使い方」のレッスンは毎日できる/第5章 心理的プレッシャーを受ける場面での対処法ーアガリや心の緊張は克服できる/第6章 「脳の自動プログラム」を書き換えるエクササイズーセルフケアでベースコンディションを整える

印象的なコメント(トップ3)

これから姿勢の改善に取り組んでいきたいと思っているのですが、どんな方向性でいくかが大事ですね。良い姿勢を身に着けようと、気張るあまり、かえって健康を損ねてしまう人もいます。そこで、アレクサンダーテクニックから学べるエッセンスをいくつか抜き書きしましたので、ご紹介したいと思います。

リーディングエッジ

リーディングエッジは「導く先端」という意味ですが、これは、「自分がこれからやろうとしている動きを導く先端を決め、その先端を動かすことを意識して動作をする」ことです。過剰な緊張を避けるには、「先端を導く意識で動作する」ほうがいいのです。

これを裏付ける例があります。

×「背筋を伸ばす」
〇「頭の位置を高くしよう」

背筋を伸ばそうとすると、逆に背筋を緊張させすぎて、理想的な姿勢とは異なる姿勢になってしまいます。しかし、頭の位置を高くしようという意識。または、上から一本の綱で頭をつりさげられている(操り人形)をイメージすると、身体はかえってまっすぐになります。この操り人形のたとえが分かりやすかったのですが、姿勢をよくしようと、背中についている糸を引っ張ると、逆に頭は垂れてしまい、姿勢は崩れるのです。頭についている糸を引っ張ると、自然に姿勢はよくなります。

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時々、自分の姿勢が悪いなと思って、背中を張ることがあったのですが、この記述を読んでから「頭の位置を高くしよう」と考えるようになりました。これだけの意識の差ですが、力みなく、スッと自然な形で背骨が立つんですね。面白いです。

アレクサンダーテクニックにおいて、リーディングエッジの考え方は非常に重要ですが、この動きは、実は武道とか、舞とか、身体技能を極めた人たちが行う動きそのものですね。私も少しは操体をかじっていますので、分かりますが、この意識だけで、導かれる動きは、全く質の異なるものとなるわけです。

この感覚をつかむには、練習が必要ですね。

プレイシング

 「自分の体を床の上に置く」と意識することは、・・・体の使い方の「奥義」になり、こう意識することを私は「プレイシング」と呼んでいます(「置く=place」)。


プレイシングは、有利な体の使い方の基本であり、最重要技術です。プレイシングをするだけで、ふっと体の力が抜けるようになります。「たかが意識」ですが、これが脳の自動プログラムを書き換えます。この奥義を身につけましょう。

高価な花瓶をそっと床に置くようにして、身体を置く。置物だと考えるという技術です。実際には、座っているだけでも、立っているだけでも、相当に気張っています。身体の筋肉が総動員して、引っ張り合って、立っているというのに気づけます。ふわっと置くように立つ。

しかし、それを考えたときに、やはり猫のしなやかな動きってすごいと思いますよね。ほんと、ふわっとしてますもんね。あ~いう感じが理想でしょうか。ちなみに、とくに寝た状態で、ふわっと体を寝床におくというのは非常に重要な技術だと思います。

自律神経訓練法に似ていますが、身体を横にして、ひとつひとつの筋肉の緊張を意識すると、本当に無意味なところががちがちに緊張していることが分かります。これから寝るだけなのに、なぜ、そんなに首も肩も緊張しているの?と。そこを意識するだけで、緊張は解けていきます。私は寝る前には、こういう訓練を積んできましたが、どうも、立っているときに、身体を置物のようにおくというのは意識したことがありませんでした。今日から、プレイシングを意識します。

ゆっくり動く

ポイントは、自分で動作速度を選ぶようにすることです。そのためには、基準となるような動作速度を知っておくといいでしょう。人それぞれに、腹筋と首の筋の緊張が強くならない動作の速度があるので、これを基準とするのです。この基準となる速度こそ、「あなたの体のペース」です。可能であれば1週間、ゆっくり生活することを意識してみてください。朝の支度をゆっくり行ない、通勤のときはゆっくり歩き、仕事の仕方も気持ちゆっくりなものにし、会話をするときもゆっくり話すのです。  


 「いろいろ意識することが多くて面倒だな」と感じた人は、動作の速度を見直すだけでも、体の負担を軽減する効果はかなりのものです。  何気なくしている動作を、ただゆっくり行なうだけでも、筋緊張は和らいでいきます。 私たちは、「ゆっくり動作を行なうこと」を、もっと大切にするべきです。

ただ、ゆっくり動くだけでも筋肉の緊張をゆるめることができるのだそうです。意識しないと、息をつめて(無呼吸)で物事を扱っている自分に気づきます。水のように、流れるように、もっと自然体になるべきですね。先日読んだパワーハウス筋を鍛えるウォーキングでで、とにかく速足で歩くというのを意識しようと思っていたのですが、まずは、ゆっくり歩くほうが良いかも。

運動や鍛錬は、時に、勢いをつけたり、スピードアップさせたりするときに、身体を壊すことがありますね。もっと自分の体に意識を向ける動きをしてから、こうした鍛錬に取り組むべきですね。パワーウォーキングとは対照的な方法が、ホネナビという本に出ていましたが、この本では、山伏のトレーニングが載せられていました。


ホネナビ 1日3分で医者いらずの体になる

山伏が山道を歩くとき、足だけではなく、身体すべてを使って(手をあげながら、バランスをとりながら)歩くというのが紹介されていましたが、どっちかというと、こっちのほうが正解な気がしますね。著者は山伏のトレーニングを数十年受けている方ですが、最初は筋肉を使って石段を上り下りしていたため、すぐに疲労してしまったそうですが、だんだん身体の使い方を学ぶにつれて、疲れなくなったそうです。身体感覚を鋭くさせないと、持久力もスピードも結局は上がらないでしょう。

そんなことを思い出しました。だいぶ話がそれましたが・・。特に急ぐ場面でもないのに、身体にグッと力を入れて、踏ん張って運転していたり、食事を急いでかきこんでいたりすることが多いように思えました。今から、身体のためにスローライフを意識できるかもしれませんね。

他にも紹介したい個所は多くありましたが、まずは実践してみたいと思った個所、3か所をご紹介しました。

まとめ

アレクサンダーテクニックのような方法に取り組んで、姿勢を本気で改善しようとする人は、ごく少数だと思います。「意識」を働かせ続けるということは、けっこうしんどくて、すぐ逃げたくなっちゃいますよね。もっと派手で、即効性が感じられて・・私もそうでした。しかし、実際には、姿勢も毎日の身体習慣(突き詰めると思考習慣も関係していたりするかもしれない)ので、実は「意識」が大事ですね。

私は、姿勢の問題もありますし、声が通りづらい(のどで出している感じ)悩みがあります。もともと、アレクサンダーテクニックは、舞台俳優のアレクサンダーが、声がでなくなった悩みを取り去るために、筋肉の緊張を解くテクニックを開発したのが、はじめですから、下手なボイストレーニングをするより、こっちのほうが良いのだろうなと思うわけです。

やがて、アレクサンダーテクニックの教室に通ってみるかな?(たぶん行かないけど)


心と体の不調を解消するアレクサンダー・テクニーク入門

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