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カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

なんだ、お金の勉強はこんなにシンプルなのか!「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」 山崎元, 大橋弘祐(文響社)

面白い本!

保険のお勉強のために、嫌々読んでいたわけですが、ぐいぐいと引き込まれて一冊読んでしまいました。全編、二人の会話形式(ギャグあり)で進むのがまた、面白いです。このスタイルって、読ませる力ありますね。参考になります。初めて知って、参考になった個所が多いのですが、保険に絞って紹介します。


難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

お金を安全に持っておく編(定期預金よりはマシな方法/日本経済ってやばいの? ほか)/ちょっとリスクをとって運用する編(老後はいくら必要?/普通預金だって安全とは限らない ほか)/お金を使う編(結局、家は買ったほうがいいの?/医療保険に入る必要はない、これだけの理由 ほか)/トクする制度を使って実際に運用してみる編(NISAって何ですか?/NISAのはじめ方 ほか)/年金と確定拠出年金編(年金を知る/確定拠出年金の使い方 ほか)

保険の知識

保険は宝くじ?

「宝くじは法律で還元率が50%を超えてはならないと定められていて、実際の還元率は約45%くらい。つまり、宝くじを1万円分ずっと買い続けたら、平均で4500円くらいになる(図17)」

「そんなに低いんですか?」

「うん。ちなみに還元率45%っていうのは驚異的に低くて、世界トップレベルのボッタクリギャンブル。だから、経済的な観点から言うと絶対買わないほうがいい。ちなみに宝くじで損する分は『無知の税金』って言われている。正しい知識があれば、失うことのないお金だからね」

まずは宝くじに関する一般論から。宝くじは買い続けると1万円が4500円になるという指摘は、冷静さを取り戻すのに抜群です。夢を買うと言えば、聞こえは良いですが、これは「寄付」レベルの行為ですね。ちなみに、山崎氏は競馬はやるのだそうです。競馬ももちろん、ギャンブルなのですが、失った分のお金で「熱狂」を買うので良いのだそうです。パチンコとかもそういう「言い訳」ができるかもしれませんね(笑)そういう「行為」がまるで伴わない「宝くじ」ってのは、確かに異例の商品ですよね。

そこで、です。実は、保険も宝くじと似ているじゃん、という指摘です。なので、山崎氏は一切保険は入らなくてよい派です。

「保険っていうのは『損な賭け』なの」

「損な賭け……、ですか?」

「そう。病気になったら得をして、ならなかったら損をするから『賭け』でしょう」

「そう。開示されていないから正確なことはわからないけど、私の聞いた話だと、民間生保の医療保険では、掛け金の半分近くが自分の保障以外に使われている。つまり、君が保険会社に払うお金の半分は、人件費や広告費に使われていると思ったほうがいい(図23)」

「半分は持っていかれるなんて、宝くじと一緒ですね」

「そのとおり! 実際、保険は『負の宝くじ』なんて言われ方をしているし

今まで、保険を宝くじと比べて考えることはありませんでした。私は宝くじを買うことは無いのですが、保険なら入っておかないとという心理が働きます。あくまでも保険は「賭け」なのだと認識しておくと良いかもしれません。この一連の論議には目を開かれたような気がします。ちなみに、先進医療を含む医療保険も、生命保険も、山崎氏は勧めていません。スパっと切られている感じです。

それよりは自分で貯蓄もしくは運用しておいたほうが良いというのが山崎氏の意見です。確かに保険料を払い続けるよりも、資産を運用しておけば、より多くの使い道があるわけですね。ここらへん、「依存体質」が良い様にもてあそばれているのだと感じました。もっと、お金の勉強もしないとと思わされます。

生命保険はネット保険で十分

「ネットの保険会社で、子供が自立するくらいまでの10年~20年、最低限の期間に掛け捨て型で、『残される家族の人数』×『1000万円』くらいの死亡保障だけの特約のないシンプルな保険に入るといい。掛け捨てなら安いし、もし保険会社が潰れたら、別の保険会社に代えればいいだけの話だしね」

「ネットの保険会社といえば、ライフネット生命とかそういうところでいいんですか」

「そうだね。ライフネット生命かネクスティア生命あたりのホームページにアクセスすれば、簡単に保険料を計算できる。それらを比較して安いところに入るといい。繰り返しなるけど保険料を抑えた分を使ってしまっては意味ないから、保険料を払ったつもりで貯蓄、運用をする。そうやって資産が形成して、もし何かあったときはそこから使うこと」

いろいろ保険に関して調べてきて分かってきたのは、ごちゃごちゃ特約がついているのはかえって分かりづらいということ。もし、家族のために死後に生命保険を残したいのであれば、それはそれで、サクッとしたシンプルなものに入っておくと良いのかもしれませんね。いずれにしても、今の第〇生命のごちゃごちゃした保険は整理しないと、分からないです。

何よりも大事なのは?

「先生! 最後にお金を運用する上で一番大切なことを教えてください」

「ちゃんと働くことだね」

「えっ、そうなんですか?」

「何かおかしい?」

「労働だって立派な投資だよ。『人的資本』っていって、その人が生涯どれくらい稼ぐかを予想して、現在価値に換算する考え方があるんだけど、生涯年収が3億円と予想される健康な若者だったら、人的資本は1億円以上はあるわけ」

「自分の値段みたいなものですね」

「そうだね。これからは一つの会社にしがみつくのは安全でも効率的でない。どんな大企業だって、いつリストラされるかわからないし、その会社がなくなるかもしれない。だから、自分の能力を高めて、他の企業でもやっていけるスキルを身につけておくことは、お金を運用すること以上に大切」

「うん。ただ、日本がこの先ものすごく景気が悪くなって、仮に財政破綻して、みんなの貯金が0円になったとするじゃない。そんなときでも、人はお腹が空くからご飯を食べるし、本を読むし、誰かと話したくなる。だから仕事自体がなくなることはないんだよね。働く気力とスキルさえあれば、たいていのことはなんとかなっちゃう。そういう意味でも、これからの時代、どんな状況になっても働く術を持っていることは最強の保険になる。」

興味深い結論です。自分というシホンに投資し続けることは最強のリスクヘッジになります。結局のところ、保険料を払って、いざという時に誰かに助けもらおうというより、自分の実力を伸ばしていたほうが安全だと言えますね。私は仕事の技術に加えて、もうひとつあげたいものがあります。それが、「カラダシホン」です。なんだかんだ、身体を壊してしまうと、何もできなくなります。医療費もかさむし、仕事もできなくなるし。でも、身体が元気であれば、基本はなんでもできる。

「元気があれば、なんでもできる!」(アントニオ猪木)

至言ですね。そのためのお勉強も実践も、ある意味では「保険」だし「資産の運用」のようなものなのだとハッと気が付かされました。事実、ここ数年、健康にシホンを投下しだしてからは、風邪を引かなくなりましたし、無駄な医療費は一切かかっていません。(その分、サプリなども少しは飲むようになりましたが)。まさに、これこそ、保険の根っこにある考え方なのではないかと分かってきました。

これは良いお勉強になりました。感謝です。

まとめ

基本的にお金の勉強は苦手で敬遠していたのですが、分かりやすく読みやすい対談本でした。健康に気を使い、仕事の技術を高め、お金を失う機会を避け、コツコツと資産を守っていくこと。本当単純なことでした。子供でも分かるような話。それが、欲につられたり、なお悪いことに不安につけこまれたりすると、どんどん分からなくなる。物事はシンプルに考えなくてはいけないということが分かってきます。

まずは日本国民の場合は基本の保障が手厚いので、まずは、年金をしっかり払い、保険料をおさめていれば、それでいいのかなって思うくらいですね。


難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

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