カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

これからの30年でがん患者を3分の1に減らす!【書評】南雲氏の「命の食事」プロジェクト2冊


大切な人をがんから守るため 今できること 命の食事

還暦を迎えた南雲氏の新たな決意表明の書です。

南雲氏は、アンチエイジング(若返りドクター)としてメディアの寵児になりましたが、実際にはバリバリの「硬派」の健康オタクであり、乳がん専門医(外科医)です。過去30年で乳がんは3倍に増加しているとはいえ、決して減ってはいません。これからの30年間でがんを3分の1に減らすことを見据えてはじめられたのが「命の食事」プロジェクトです。

ちょうど、同時期に出版され、南雲氏の熱い決意が伝わる2冊をまとめてレビューしたいと思います。(きれいカッコいい~~はコンセプトがいまいちに感じますが、中身は「硬派」ですし、オメガ3の摂取方法や、命の食事のレシピなど、より詳細にツッコんで書かれている箇所が多く、この2冊は併せて読むと良いと思います。)


きれいカッコいいシニアになろう!

私のツボに響き、ぜひ、実践してみたいと思った個所をいくつか引用しコメントします。

命の食事プロジェクト3つの実践方法

命の食事プロジェクトは、がんを防ぐための食事法と言い換えることができます。また、それはアンチエイジングの食事法でもあります。これまで、南雲氏が再三、様々な書籍でアピールしている内容とも大いに重なるところがあります。

命の食事プロジェクトとは?

「食事のなかで、がんの原因は3つあります。ひとつは精製した糖質、そして悪い脂、そしてもうひとつは化学調味料などの添加物です。これら3つは僕らの食生活のなかに入り込んでいます。解決するには3つの方法しかありません。

ひとつは完全栄養、皮ごといただく、ポリフェノールごといただく食事法です。2番目はオメガ3の脂、3番目は低糖質、すなわちケトジェニックな食事です。これががんの3つの解決法です」」

参考:南雲吉則先生の「命の食事プロジェクト」始動!

STEP1:完全栄養、ホールフード

「私は生物が生きている姿のまま食べる、まるごと食をおすすめしています。しかし大きな魚や牛や豚をまるごと食べることはできません。トロやヒレの部分だけ食べるので、偏った「部分栄養」になるのです。  そこで小さな魚を皮ごと骨ごと頭ごと食べてください。いわしを筆頭にしらす干し、さくらえび、ししゃも、いかなどです。魚の皮下脂肪にはオメガ3のオイルがふんだんに含まれていますので、皮を残してはいけません。 

野菜は皮ごと葉ごと根っこごといただきます。れんこんも、ごぼうもにんじんも、皮はむきません。かぶや大根は、葉っぱも皮も食べます。ふろふき大根を作るなら、むいた皮はきんぴらに、大根の葉はみそ汁の実にして食べるといいでしょう。ほうれんそうやせりの根っこは必ず食べましょう。」

引用:大切な人をがんから守るため 今できること 命の食事 南雲 吉則

何を食べたらよい?食べてはいけない?細かな規則を覚え込むのは大変です。しかし、その食品は「丸ごと食べることができるか」というシンプルな原則は、判断を下すのに役立ちそうです。つまりは、原始の生活において「自然」に食べていたものに回帰しようということなのだと思います。木の実や果物、小魚、小鳥?などは食べようと思えば、いつでも手に入れることができたはずです。実際、南雲氏の言う「狂った食事」、コンビニやファーストフードのメニューは、もともとの食品(命)の形がイメージできないほどに「加工」されたものが多いです。「完全栄養」を念頭におけば、自ずから、狂った食事を遠ざけることになります。

私は肉が好き(MEC実践者)なので、豚・牛などの大物お肉を一切禁止するのは難しいと思いますが、頻度を減らすことはできます。古来の生活において、毎日のように牛をさばくことなどできなかったでしょうから。今の食生活には明らかな偏りがあるのは間違いありませんし。

南雲氏の完全栄養理論で興味深かったのは、果物に関する見方です。

果物も皮をむかずに食べよう

「りんごが皮ごとなら、梨も柿も皮ごと。きんかんが皮ごとならみかんも皮ごと。すももが皮ごとなら桃もキウイも皮ごとです。 「えー? 皮ごと食べるなんて無理!」と言う人は、果物を食べないでください。皮をむいたら果物や根菜は糖質のかたまりですから、がんを成長させます。」
うちは、バナナが好きなのですが、皮をむかずに食べれるかな?(涙)。皮をむくと、果物は「糖質」の塊というのは鋭い指摘だと思います。健康志向の人たちに、果物をまるごとミキサーにかけたジュースなどが流行っているようですが、あの飲み方は、明らかに「糖質過剰」になっていると思っていました。果物をどのように食べるのが「自然」なことなのかを思い起こさせられます。

すべての食品を「完全栄養」で食べられるわけではないとはいえ、今の自分の生活が「自然」に沿ったものなのかを意識できる原則です。

STEP2:良い油(オメガ3)を摂取する

普通に食生活を送れば、明らかにオメガ6過剰となります。どこにでも油が使われています。ショートニングやマーガリンといったトランス脂肪酸をできる限り避けたとしても、サラダ油、キャノーラ油等のオメガ6は過剰です。こうした、オメガ6過剰が、アトピーやアレルギーの原因になっていると指摘している専門家たちもいます(参考:油(オメガ6)の取りすぎが現代病を招く!油(オメガ3)とのバランスが健康のカギだな、こりゃ。

オメガ6系の油とオメガ3系の油は4対1くらいの比率が良いそうです。オメガ3油はオメガ6油の害を相殺する力もあることが知られていますので、できるだけ、オメガ3の摂取を増やしていくことがお勧めです。オメガ3が含まれているのは、えごま油、あまに油等(一時期、テレビで取り上げられて大流行しました)、青魚の類、ほかにチアシード(種子)などに豊富です。

我が家では、いろいろ工夫してオメガ3を摂取できるようにしてきました。
参考:さば水煮缶でオメガ3(EPA・DHA)を効率的に摂取(ゲット)する!安くて早くて健康によい最強のおかず!
参考:「ホワイトチアシード」を豆乳ヨーグルトに投入ぅ!むむむ、これは完全栄養食品ではないか!

この習慣はこれからも継続していきたいと思います。それに加えて、南雲氏の行っている方法で、ぜひ真似てみたいのが、えごま油でのオイルプリング(うがい)の習慣(参考:オイルプリングにはえごま油が最も効果が高い!?ちょっと高いけど…)、そして、もうひとつが、チアウォーターです。ペットボトルにチアシードをいれて、ミネラルウォーターを注いで持ち歩くというもの。これは良いですね。体に悪いわけが無い。

参考:チア・ウォーターの作り方

オメガ6が日々の生活の中で増えていくことは、ほとんど避けられないと思います。それに対抗して、オメガ3系を増やしていくのは現実的な対応策です。良い油が足りてくると、不必要に油を求める気持ちが薄れます。揚げ物とか、スナック菓子とかを食べたい気持ちが薄れるのが面白いですね。

STEP3:自然な糖質制限の生活を

そして、最後に糖質制限です。糖質制限ライフは、さんざん、私もブログに書いています(参考:カラダシホン)。だいたいからして、糖質制限とトランス脂肪酸、オメガ6油等を制限していくと、この世の中にはほとんど食べるもの無いよね?というところまで行きます。完全に制限することはできませんが、多少でも「意識」するだけで、体調は明らかに良くなります。

ちなみに、私の場合、糖質制限で劇的によくなったのは腸内環境です。
参考:腸内環境を映し出す!理想的なウンコ(便の状態)と健康度のチェック方法
参考:MEC(糖質制限)で長年悩んできた過敏性腸炎の症状が消えてしまった。

これが、まさに「論より証拠」なのだと思っています。

まとめ

私の場合、すでに、南雲氏の本も何冊も読んでいますし、糖質制限や良い油の摂取など取り組んでいることが多かったので、現在の生活を続ける励みになりました。いざ、がんを発症してから、生活習慣、食習慣を変えていくというのは、本当に大変なことです。時間が間に合わないこともあると思います。もしできるなら、健康に少し不安を感じ始めたその瞬間から「命の食事」プロジェクトに沿って、生活習慣を変えていくだけで、健やかな生を生きるのではないでしょうか。

南雲氏のように、バリバリの「硬派」ではありませんが、自分にできるところから、私も「命の食事」を続け、広めていきたいと思っています。


大切な人をがんから守るため 今できること 命の食事

「命の食事」という南雲氏のライフワークがハッキリと表現されましたので、これまでの本に比べてもコンセプトが伝わりやすいです。もとより、これまでの本とも情報としては被っているところが多いですが、オメガ3の摂取方法など新しいところも少なからずあるという印象です。

目次

プロローグ がんで死にたくないならば がんにならない生き方を選びとる 総論 がん予防の真実 「治療」だけでは変わらないがん 細胞には「命の導火線」がある? がんは、あなたを守るために生まれた修復細胞 乳がんがふえているのはなぜ?

1章 がんが喜ぶ狂った食事 だからあなたは、がんになる メタボは何を教えてくれるのか 狂った食事その1──糖質のとりすぎ 狂った食事その2──あぶらのとりすぎ① あぶらのとりすぎ②③ 狂った食事その3──塩のとりすぎ コラム がんが喜ぶ狂った食事

2章 がんを育てる狂った生活 自らがんを招いてしまっていた 狂った生活その1──喫煙 狂った生活その2──過度の飲酒 狂った生活その3──ストレス コラム がんを育てる狂った生活食事 食べ物を変えてがんを防ぐ 命の食事その1──完全栄養 命の食事その2──オメガ3のオイル 命の食事その3──食物繊維と発酵食品 コラム がんから救う命の食事

4章 がんを寄せつけない 命の生活 若返りながらがんも予防 若返ることと、がんを防ぐことは同じ根っこ早起き 命の生活その3──有酸素運動 ミトコンドリアの数をふやす生活を コラム がんを寄せつけない命の生活 まとめ 「命の食事」と「がん」の関係 がんは地球最古の生物? ナグモの 命の食事レシピ完全栄養サラダ 奇跡のデトックス鍋 韓国風手巻きずし ごぼう鶏 チリビーンズ 季節のフルーツのオイルがけ ぶどうとフロマージュブランのチアゼリー コラム 南雲先生と出会い、食生活を変え 人生が大きく変化しました──飯島農園の「命のスムージー」 ナグモの命の食事 愛用の食品たち ナグモ流命の食事 調理の五大ルールナグモの ヘルシーライフのすすめ Part1 良質の「オメガ3」を生活にとり入れよう 優秀オイル「オメガ3」で注目の4食品 ナグモの食事には「オメガ3」を必ずひとさじ 毎日10gのえごま油で口臭とさよなら チアシードウオーターを持ち歩こう サチャインチナッツがおやつの新定番 Part2 命を守る やさしい筋力トレーニング スクワット、グッドモーニング、腹筋運動 エピローグ 「命の食事」の広がり 「命の食事」応援企業


きれいカッコいいシニアになろう!

アンチエイジング系の本に見えそうな表紙・タイトルですが、中身はバリバリ硬派な南雲先生の生活スタイル全般の解説書です。命の食事よりも、突っ込んで書いてある部分も多いので、2冊を同時に読むと学べる部分が多くあります。

目次

第1章 家きれい!ドクター南雲の朝は、トイレ磨きからはじまり、洗濯も風呂そうじも当たり前。無理なく家がきれいになる方法を伝授など 
第2章 肌きれい 肌の美しさは内臓のうつくしさ。天然の石鹸シャンプーを使い、オイルプリングで老化と加齢臭もさらば。
第3章体型きれい くびれたウエストは内臓脂肪が少ない証拠。ちょっとそこまで車の習慣をやめて健康になど。
第4章 腸きれい 腸の健康のための食事と生活習慣。おすすめのレシピなど。

特に、4章がお勧め。

4章 腸きれい 概論 腸のために食べるべきもの、避けたほうがよいものがある
024│毎朝、便をチェックする
025│腸の役割は畑と同じ。十分に耕し、よい土壌をつくろう
026│三種の神器で腸内フローラを美しく
027│腸内環境に最強のナグモ式デトックス鍋をご紹介!
028│食品アレルギーは腸きれい!で予防できる?
029│コーヒーよりゴボウ茶を。自宅でも簡単に作れる
030│サラダ油はいますぐやめる! 油はオメガ3を
031│スーパーミラクルフード、チアシードをとろう!
032│シニアの冷蔵庫には、発酵食品を常備せよ!
033│誘導型調理法で本来の味を引き出す
034│完全栄養サラダを作って食べよう!
035│外出時には、スーパーライスボールを

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