カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

食事は「からだの基本をつくるためのもの」!「欲」ではなく「必要」を重視した食生活(ルーティーン)を。

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私が食事に関心を持ち始めたのは20歳前後でした。整体、民間療法から学び始めた食養生です。ちょうど、一人暮らしを始めたこともあり、毎日何を
食べたらよいかに関心を持っていました。そのころによく読んだのは、丸元氏の本でした。

丸元淑生のシステム料理学 (ちくま文庫)

丸元淑生のシステム料理学 (ちくま文庫)

こういう本を読むにつれて、世界の様々な伝統食は毎日のように変化にとんだメニューではないということを知りました。アミノ酸のバランスが良い「豆と穀類」を基本にしたシンプルな食事が、基本になっています。毎日の食事はそれほど変化に富むものである必要はないとその時知りました。そんなこんなで、しばらくは、チャパティとレンズ豆のスープを基本の食事にしていました(それなら玄米とみそ汁で良いのでは?と今なら思います。)

ともかく、そういう食生活における「伝統」が忘れ去られているところに、今の食生活の問題があるように思っています。その考えを、思い出したのは、シェフの金井氏の本を読んだからです。頷けるところがあり、マーカーを引きましたのでご紹介したいと思います。

本来の食事の意味は「からだの基本をつくるためのもの」

「これまで料理人として長く調理に携わってきた経験から、「おいしいものには、からだに悪いものが多い」と私は実感しています。バターに生クリーム、イクラ、フォアグラなど、舌触りが良く、トロッとしたコクのあるものは、確かにとてもおいしく感じるものですよね。けれど、こうした食品を日常的に大量に摂ればからだに悪いということは、誰の目にも明らかです。」


「こうした感覚のみを追求する行為は、欲望を追いかけるだけのものだと感じています。いわゆる「おいしさ」であったり、「舌に優しい感触」であったり、それだけを追い求めていては、「健康的」で「からだに優しい」ものについての考え方が抜け落ちていくと思うのです。確かに、おいしいものを食べることは人を幸せにしますが、それのみでは、本来の食事の意味である「からだの基本をつくるためのもの」という考え方が置き去りにされてしまいます。 「楽しむための食事」と「からだをつくるための食事」。 この2つのバランスをしっかりと取ってあげることが非常に大事なのです。例えば、一日3食なら、「一食は楽しむ」などのルールを決め、それ以外はからだの基本をつくり、健康状態を保つことを中心とした食事をしましょう。」


引用:フレンチシェフの私が一日二食、​玄米を食べ続ける理由 金井正 (Kindle版) - ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

美味しさだけを追求していくと、栄養のバランスを保てなくなります。極限まで美味しさを追求したのが「うまみ調味料」でしょう。結局のところ、人間の舌はそれほど鋭敏ではありませんので、こうした化学物質でも十分「うまい!」と感じます。美味しさを追求すればするほど、濃い味、刺激の強い味を求めがちですので、純粋に身体が必要とするものから、それて行ってしまいます。

主婦は毎日の食事を変化に富むものにするのに苦労があるようです。子供のお弁当でさえ、大いに凝らなければならない圧力があります。でも、本当にそんなにそれって必要なんでしょうかね?と問いかけたいです。大事なのは、日々の「からだの基本をつくる」食事です。美味しくても、そうでなくても、毎日、基本的な食事を摂ることで体を作り、維持していくことができます。この視点がかけると、料理を作る人も、食べる人もともに苦労します。

メニューは決めてしまっても良い

最近、一汁一菜が再び脚光を浴びるようになっています。これは好ましいと思います。毎日、苦労して、ご主人の舌を満足させるために凝ったレシピを探す必要はありません。ハレの日ではない、普通の日は、一汁一菜でまったく構わないはずです。

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

同じものを食べるからこそ、微妙な体調の変化もわかります。不思議なことに、本当に身体の「必要」に沿っている食事は、何度同じものを食べても、飽きたりはしないものです。その都度、お腹はグ~となりますし、食べて美味しいと感じます。美味しさを無限に求め続けるのは「欲」です。本当の「必要」ではありません。そのことに気が付くと食生活を変えられるようになります。私の実感からもそういえます。

完全栄養朝食

我が家の誇りは、ヨーグルト+プロテイン+チアシード+バナナ(リンゴ)の完全栄養朝食です。
tosituseigen.hatenadiary.jp

毎日、毎日、基本的に同じ食事ですが、お腹がグ~っとなり、美味しくいただけるとその日の体調がよくわかります。本当に身体に必要なものを摂取していると「飽きる」という感覚はありません。現在、朝食は基本的に崩さず、同じものを、だいたい同じ時間にいただけるような型が作れてきました。夕食はだいたいMECでお肉か魚中心で、糖質を摂りません。これも型になってます。

課題は昼食でしょうか。昼食は糖質をとっても良いマイルールですが、いまいち、ここだけは型が作れていない感じがします。奥さんも、昼食になると迷い出すようです。この辺もルーティーンにしてしまいたいですね。やはり型があると食生活は安定します。(ちなみに、昼食は基本的に摂らなくても良い可能性も最近感じています。チアシード+プロテインのジュースで済ませる日が何日かありましたが、非常に効率的でした)

まとめ

金井氏の本のタイトルが物語るように、シェフが特別な体験を提供するために作る食事と、毎日、体調を維持するために主婦が作る食事は違います。
yoshinorihara.hateblo.jp
シェフだって、いつもフランス料理を食べているのではなく、玄米を食べているのです。バラエティに富んだ食卓を作り続けるのは、主婦にとって拷問です。人間って、それほど「必要」なものは多くは無いです。そして「必要最低限」でも、実は大いに満足できるんですよね。

そんなことを最近考えています。

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