カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

MEC(肉食生活)を始める前に!知らないと危険な「肉の食べ方」を知ろう。

私が、糖質制限を挫折しないで成功できたのはMECに出会ったおかげです。とはいえ、MECになると、極端なほど「肉食生活」に入りますので、知っておかなければならない点もあります。私としては「こんなに肉ばかり食べて大丈夫だろうか」という点ばかり気になってしょうがなかったのですが(参考:MEC(肉・卵・チーズ)生活を続けて「大腸がん」にならないか、ちょっと不安。 - カラダシホン日記)・・・肉を食べてよいか、肉を食べてはいけないかではなく、「肉の食べ方」が大事だったというのに、今になって気づきました。

過去の自分を思い返して、これから、MECを始める人に役立つように書き残しておきます。

「肉の食べ方」が大事

大阪王将 若鶏の唐揚 400g 冷凍

MECを始めた当初は、お肉が大好きな私は、舞い上がってしまい、お肉だったらなんでも食べてよいんだ~と勘違いしました。しかし、お肉とはいえ「食べ方」を誤ると危険なものになります。参考になる情報として、丸元氏はH.L.ニューボールド医博の「肉の食べ方」の注意点を紹介しています。「悪い食事とよい食事」(新潮文庫 P94~96)から引用しながら紹介したいと思います。

大まかにいえば、この二点が大事です。

1:肉は新鮮で古くなっておらず、保存料が加えられていないこと。
2:酸化された肉・脂肪に気を付けること。

ひとつずつ考えてみましょう。

「加工肉」を避ける

「肉は新鮮で古くなっておらず、保存料が加えられていないこと」を簡単に言えば「加工肉」を避けるということです。ハム・ソーセージ・ウインナー・ハンバーグ・ミートボール等、加工されていてスーパーで売られているようなお肉はほとんど保存料・添加物漬けになっています。糖質を避けたとしても、加工肉ばかり食べていたら、大腸がんのリスクは小さくないかもしれません。

以前、内海氏の本を読んでから、私も、この点は多少気を付けています。
参考:加工肉(ハム・ソーセージ)に注意!食べてはいけない肉もある! - カラダシホン日記

脂肪の摂りすぎに気を付ける

お肉からタンパク質を摂るのはとても大事ですが、脂肪を摂取しすぎないように気を付ける必要があります。特に「酸化」された肉や脂肪は危険です。空気にさらされて古くなった肉はすでに「酸化」されています。それを、さらに油で揚げて時間がたつと、ダブル「酸化」となります。気を付けなければならないのは、から揚げやトンカツなどの「お惣菜」です。
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というのも、MEC生活を始めてすぐに、私は、から揚げが大好きなので、毎日のようにから揚げを食べていたからです。「お肉だからいいんだ!」と主張していました。今考えると、お肉の脂肪+揚げ油というオメガ6の摂りすぎ、しかも、酸化された油の摂りすぎが盲点でした。

丸元氏は、脂肪の摂りすぎが肝臓に大いに負担をかけると警告していました。

「肉自体に脂肪があるうえに・・植物油が加わるのだから、脂肪の摂り過ぎにならないほうがおかしい。もしもこういう食事を毎日続けている人がいるとしたら大変な負担が肝臓にかかってくるはずである」(P86)


「肉には分離できない形で脂肪が入っているが、これを主要な蛋白源にしているとどうしても脂肪の摂りすぎになる」(P86)

もっともです。言い返すこともできません。

人類はもともと肉食なんだという主張には、かなり頷けるところはあるとはいえ、原始の生活には「揚げ物」は無かったということを忘れるわけにはいきません。焼いて食べたかもしれませんが、油を熱して揚げて食べたとは考えられません。油(脂肪)は貴重なものであり、人は油を自然に欲します。

油を用いて、お肉(脂)を美味しく調理する方法を人類は開発しましたが、これは諸刃の剣です。以前、農耕生活が始まり「白米が主食になり」人類の短命が始まったという面白い本を読んだわけですが、それと同じように、油で揚げるという独自の方法を生み出したことが、万病のもとになっています。美味しさを追求する人類の歩みは危険ですよね。
参考:説得力のある異質の糖質制限本【書評】白米が健康寿命を縮める~最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖(花田 信弘) - カラダシホン日記

揚げ物の危険は、ほんと最近、しっかり意識するようになったんです。
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「肉」はそんなに食べられない

丸元氏は「生肉」なら栄養的に問題ないと述べています。もっとも、生では食べたくありませんが。エスキモーは肉を食べて健康であるというのは、よく言われる肉食生活の根拠ですが、揚げた肉を食べているわけではありません。

焼いたり、揚げたり、保存できるようにしたりして初めて、肉が美味しいと感じ、いくらでも食べたいと感じます。そもそも、これが無いとしたら「肉」は美味しいでしょうか。糖質たっぷりの「衣」がなかったら、例えば、トンカツ・から揚げ等に「衣」が無ければ。糖質たっぷりの甘いタレ・ソースなどが無ければ。お肉をたくさん食べることは不可能です。

本気でMECを実践するなら、調味料などに含まれている糖質や、衣に含まれている糖質もしっかり吟味し、同時に、酸化された油(揚げ物など)を避けるようにしていく必要があるはずです。

そうすると、食べられるのは自家製「サラダチキン」くらいか・・・(涙)

お分かりの通り、この記事はMEC批判ではありません。肉なら何でも良い!と思っていた、過去の自分を戒めたいのです。

この観点でしっかり、情報を集めれば、断糖の荒木氏や西脇氏は、脂肪を含まない赤身肉を中心に、味付けもかなりあっさりしたお肉料理などを食べていることに気づきます。参考:「断糖食」の荒木裕氏が私の糖質制限人生の最初の師だった、という話。でもちょっと厳しいよね。 - カラダシホン日記

自分勝手に解釈した、自己流の食事療法は危険だと改めて感じました。ちなみに丸元氏は穀類と豆類を食べ合わせることで、必須のアミノ酸がとれると主張し続けてきました。確かに様々な国の伝統食は、この組成になっているものが多いです。そしてタンパク質は不足していなかった・・ということも覚えておきたいですね。ご飯(玄米や五穀)+味噌汁・豆腐・納豆・魚という和食が一つの「解答」であるというのも、悔しいですが(笑)事実のようです。

肉だけでタンパク質を摂るのではなく、魚や豆類などを上手に活用する大切さがわかります。このようにして、なんだかんだと、人はフツーの食事に戻っていくのかもしれませんね。

まとめ

糖質<タンパク質に注意が向きすぎて、「肉の食べ方」にはまったく無頓着だったのは、MEC生活においてかなり大きな手落ちだと思います。それなら、一汁一菜の生活の方が、どれほど健康的かわかりません。知れば知るほど、食事は奥が深く面白い反面、怖いよな~とも思うものです。ある程度続けてみないと体に及ぶ影響もわかりませんしね。不完全な知識で突っ走る危険を感じます。(そもそも、時代によって大いに推奨されるものも異なり、後になって、間違いが分かるものもあります。油論争なんて、その最たるものですよね。)

最近は、高タンパク質を実践するために、プロテインに手を出しました。これは、かなり良さそうです。
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参考にした本

悪い食事とよい食事 (新潮文庫)

悪い食事とよい食事 (新潮文庫)

かなり前に丸元氏の本をたくさん読んで勉強しました。その時は、あまり気にしていなかったけれども、今になって読み返すと役に立つ部分があります。今回、考えた「肉の食べ方」もその一つです。

ちなみに丸元氏は「食道がん」で亡くなってますので、これだけ、健康に気を付けた方ががんで亡くなるのはつらいですね。(アツアツの味噌汁が大好きだったからとか、それまでの生活の不摂生のつけとか、いろいろな説がありますが、食養生だけですべての病気が解決できるわけではないということも覚えておきたいですね)

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