カラダシホン日記

主に食べることと、生き方のブログです。

「心配学」に学ぶバランス感覚!「食品添加物」はどれくらい摂ると危険なのか?相対するリスクを評価する。

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最近、食品添加物の本を何冊か連続で読んでいました。う~む、調べれば調べるほど、食べれるものが無くなりますね。

これを食べてはいけない―――「安心」と「健康」の教科書 (知的生きかた文庫)

これを食べてはいけない―――「安心」と「健康」の教科書 (知的生きかた文庫)

保存料や食品添加物を避け続ける生活はストレスフルです。以前、内海氏の本を読んでいても同じような気持ちになりました(参考:★★★☆☆これでは食べられるものがなくなってしまうなぁ、(書評)「トクホを買うのはやめなさい」 内海聡 竹書房新書 - カラダシホン日記

そこで「食品添加物」ってどれほど気を付けたらよいのか?に関して、指針となりそうな情報源がありましたので、コメントをご紹介し、私の意見を述べてみたいと思います。「心配学」の島崎氏によるコメントです。「心配学」って面白いですね。

食品添加物はどれくらい摂ると危険なの?

「心配学」は相対するリスクを比較します。この考え方はバランスをとるのに役立ちます。どんな選択もある種のリスクを内包しています。

「食品添加物のリスクを心配しすぎると、今度は別のリスクを負うことになります。ほとんどの食べ物は放置しておけば腐ります。腐った食べ物を食べれば、お腹をこわしてしまいます。一方、食品添加物の中には、腐敗を抑えてくれるものがあります。腐敗を抑える食品添加物を使わなければ、食中毒のリスクが上がることになります。したがって、自分にとってのリスクを考える場合は、食品添加物が身体に影響を与えるリスクと、食品添加物によって抑えられている食中毒のリスクを天秤にかける必要があります。」

食品添加物が入ったものを一切食べないと決めると、最悪、食べるものが不足して栄養失調になるかもしれません。何も食べなければ、食品添加物を口にするリスクは減りますが、食べないことによるリスクは大きなものになります。島崎氏が挙げている例のように、食品添加物は「腐敗」を防ぐ目的で入れられることがあります。食品添加物が入っていないゆえに、腐敗したものを口にしてしまうとより大きなリスクを負うことになるかもしれません。(これは農薬などにもいえます。また、腐敗を防ぐ「塩」などに関してもいえるそうです。興味深いですね。)

結局のところは、このリスクの比較。自分がどちらのリスクをどれくらい許容できるのか?という話なのです。基準をどこに持つのか?という話。自分ですべての食品と、食品添加物を調べて、一品ごとに吟味できる人は少ないでしょう。

食品添加物の許容量とは

食品添加物の許容量は「食品安全委員会」によって定められていると言います。この食品安全委員会によって食品添加物をどれほど含めるか、どれほど安全か?が検討されます。参考:添加物専門調査会

「「食品安全委員会」を検索してみると、内閣府の組織であること、二〇〇人ほどの専門家が所属していること、実験などをやるのではなく国内外の研究情報を取りまとめて評価を行うらしいことがわかります。  その食品安全員会では、それぞれの食品添加物について、「一日摂取許容量(ADI)」という値を算出しています。そして、スーパーなどで一日分の食品を購入し、全体の中に含まれる食品添加物の合計量を調べる「マーケットバスケット方式」という方法によって、食品添加物の総量がADIを超えないかどうかを検証しています。  

ADIは、前述した「大雑把に」「できるだけ安全に」算出されます。つまり、動物に食品添加物を摂取させて、その動物の健康に影響が出ないギリギリの量を調べ、人間と動物の差を考慮して一〇分の一にして、さらに人間の個人差を考慮して一〇分の一にした値をADIとして定めます。」

以上のように、我が国においての食品添加物の基準を考えると、島崎氏は「長期的に毎日摂取しても影響が出ない量の、さらに一〇〇分の一が上限なのですから、基本的にはほとんどこわがる必要のないものなのです。」とまとめています。ここまで考えたり、調査したりすることなく、私たちは食品添加物を怖がり、避けますが、その一方でもっと大きなリスクに気づかずにいるということもあるものです。

「あえて」島崎氏は、自分で「検索」できる範囲で、考える材料を提供しています。

島崎氏は、栄養学者ではありませんから、この意見が栄養学者たちにどれくらい受け入れられるかは別として、私も、どれほど自分でしっかり調べた根拠に基づいて、健康法を選んでいるかを考えさせられます。健康法・食養生に関しては、百人百様の意見があります。無作為に意見を取り入れるだけでは、荒波にもまれる小さなボートのようになってしまいます。こと、自分の体に関しては、自分で責任を持たねばなりません。

まとめ

結局のところ、たどりつくのは「ほどほど」という考え方です。知れば知るほど、尖りが削れて、丸くなってしまいますね^^
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食品添加物に無頓着ではいけません、でも、あまりにも神経質になりすぎると逆にそのストレスが心身を病んでいきます。「適度」に気にするというくらいが良いのでしょうね。「適度」って難しいけれど・・・。

私の場合だと「糖質の摂りすぎ」と「オメガ6系の油やトランス脂肪酸の摂りすぎ」を抑えようと思えば、だいたい、良いレベルに落ち着くようです。食品成分ごとに、細かく、摂取したり、避けたりするのは難しいので、自分なりの「原則」を決めておくとよい気がしています。

食品添加物に関しては、推奨派?も実は多く、バランスをとる上ではそういう考え方も知っておくのは良さそうです。私は完全に賛成ではないとはいえ、偏りすぎないためには様々な見方が存在することを知る必要はあると思っています。
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参考にした本

心配学?「本当の確率」となぜずれる?? (光文社新書)

心配学?「本当の確率」となぜずれる?? (光文社新書)

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