カラダシホン日記

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糖質制限かグルテンフリーか?【書評】長生きしたけりゃパンは食べるな (SB新書)フォーブス 弥生、 稲島 司

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糖質制限を実践している身にとっては、それほど抵抗なく受け入れられます、グルテンフリー本。記事の最後にもご紹介しているように、ジョコビッチ選手のグルテンフリー本は、私が、糖質制限開始直後に買った本のひとつです。実は糖質制限とグルテンフリーの違いがわからなかったんです(汗)

糖質制限:食材や調味料の「糖質」を厳密に制限する
グルテンフリー:食材や調味料から「小麦(グルテン)」を抜く

全然、違うのですが、食べない食材などは重なるところもあります。実は先週、久々に会った友人から、この本を借りました。この友人というのが面白い人で、年から年中、ダイエットを試しています。一時期は一緒に糖質制限をやっていたのですが、今は、グルテンフリーです。「糖質制限は危険だよ。やるならグルテンフリー!!」ということで、この本を、貸してくれました(汗)私はもうすっかり糖質制限でやせたんですけど(笑)

まあ、私は、現在は、糖質制限→MEC→プロテイン生活に入りまして、かなり、自分の食生活が完成してきましたので、今は特にダイエットに興味はないのですが。せっかくなので、グルテンフリー本を書評してみたいと思います。

では、本日は、こちらの本をご紹介します。

長生きしたけりゃパンは食べるな (SB新書)

長生きしたけりゃパンは食べるな (SB新書)

グルテン(小麦)を抜く生活とは

グルテンフリーとは、小麦(グルテン)を生活の中から撤廃する食生活です。グルテン不耐症という遅発型アレルギーにより、小麦粉が体に合わない人がいるという前提です。もっとも、日本アレルギー学会はグルテン不耐症を認めてはいません。

著者のご主人はアメリカ人で、原因不明の腸の不調に苦しんでいました。あるきっかけで、グルテンフリーを試したところ、症状が消え去ったのだそうです。著者は、このご主人の影響でグルテンフリー生活をはじめ、現在、8年目。肌はきれいになり、偏頭痛はなくなり、感情のコントロール(イライラがなくなる)ができるようになり、良いことだらけだそうです。

グルテンフリーにより過敏性腸症候群が治った男性の話も載っています。(慢性的なストレス、疲れ、頭痛、不眠症、下痢、便秘、腹痛、膨満感、吐き気、嘔吐、肌荒れ、くすみ、にきび、生理痛、不妊症、PMS、認知症、アルツハイマー、統合失調症、ADHD、自閉症、実にあらゆる疾患の原因が「グルテン不耐症」だと論じています。)

しかし、私は、グルテンが体に悪い理由というのは、本書を読んでも、はっきりと理論として理解できませんでした。ここが糖質制限との大きな違いのように感じています。糖質制限は、しっかり理論武装していますね。

グルテンの害を一言でいえば「グルテンのネバネバが腸に悪く、腸に穴をあけるので、アレルギー反応が出る」という感じですが、腑に落ちる感じではありません。ただ、論より証拠、グルテン抜きを実践して、体調が良くなった人が無数にいるというのも事実です。しかし、私はこの本を読んで、あえて「グルテンフリー」の食生活に舵を切ろうとは思いませんでした。どちらかというと「糖質制限」に軍配があがるのではないかと思います。

グルテンフリーは現実的には難しい

現代の社会でグルテンを抜く生活というのはゆるくありません。

いくらか列挙したリストを見てみてください。

「肉料理(ハンバーグ・ハム・ソーセージ・ベーコン)・魚肉練り製品(かまぼこ・はんぺん・ちくわ・なると・カニカマなど)・調味料(砂糖・醤油・みりん・料理酒・マヨネーズ・ケチャップ・マスタード・ウスターソース・バーベキューソース・カレーやシチューのルー・一部のドレッシング・パン粉)・加工チーズ(プロセスチーズ)・シリアル・グラノーラ・クスクス(パスタの一種)・そば(十割そばを除く)・揚げ物・フライドチキン・フライドポテト(ファストフードやレストランでは同じ鍋で揚げている)・ケーキ・クッキー・ドーナッツ・マフィン・ベーグル・スナック菓子・アイスクリーム(クッキー入り)・キャンディー・かりんとう・麩菓子・ビール・ウイスキー・スコッチ・バーボン・一部のウォッカ・麦焼酎・麦芽飲料・シリアル飲料。」


「これだけのものが食べられないとなると、いったい何を食べたらよいのか。途方に暮れる人も多いかもしれません。しかし、少しの注意と正しい知識さえ持っていれば、食生活は可能です。低栄養になることもありません。」(P72-73)

現代社会において、「つなぎ」を含め小麦粉が入っていない製品を探し出すのは至難の業です。調味料まで注意していくと、本当に食べるものに神経質にならざるを得ません。結局、グルテンフリー専用の食材や、グルテンフリー専門店の上得意客になる必要があります。それって何ですよね・・。グルテンフリーの大流行も、マーケティングに見えてしまいます。(心がねじけてますかね)

一部の人は、本当に「小麦アレルギー」で徹底的にグルテンフリーが必要なのでしょうけれども、ほとんどの人はここまでやらなくても「糖質制限」で間違いなく体調が良くなるはずです。私の経験からすると。もっとも、糖質制限の話をすると、だいたいの人が「無理無理」と言いますので、グルテンフリーも糖質制限もはた目からは同じものに見えるかもしれません^^

糖質制限もグルテンフリーも大体同じ

理論は異なりますが、ある部分では、糖質制限もグルテンフリーもかなり似た食材の選択になると思います。糖質をできるだけ避けようとすれば、だいたい自然にグルテンフリーになります。私は、糖質制限を実践してから、食べられるお菓子が無いことに気づきました。

甘くないお菓子でもだいたい、成分は小麦粉ですので、厳密にいえば、ほとんどのお菓子はNGです。カレーも大好きでしたが、カレールーにはかなりの小麦粉が入ってます。これもやめました。糖質をちゃんとカットしようと思うと、小麦粉主体の製品を避けることになるので自然にグルテンフリーになります。実際、こうした食品はお腹が空いていなくても、どんどん食べたくなるという共通の特徴があります。小麦はかなりの中毒性があるというのは全く同意です。

一度、その山を越えますと、素晴らしい世界が見えます。参考:低所得者層こそ糖質制限を!食費がかさむのは最初だけ(実体験です) - カラダシホン日記

ある程度、糖質制限で体が出来上がると、たまにご飯を食べても、パンを食べても、パスタを食べても大丈夫です。私の場合、昼食は糖質制限の縛りは設けていません。それでも十分、調子が良いです。小麦をとことん抜かなくても、だいたい同じような体調になりますよというのがわたしの感覚です。

糖質の量(食べすぎ)に注意すれば、パンでもご飯でも、芋類でもなんでも食べてもOKです。ただ一日の全体量で糖質を摂取しすぎないように気を付けています。ビールは飲みませんが、ウイスキーは飲みます。蒸留酒は糖質が少ないから。夕食に糖質を抜いて、肉・魚等の高たんぱくな食材に、ウイスキーのハイボールなんて幸せの極みです。これは苦行ではなく、本当に体調がよくなるので、自分からやっているんですよね。参考:糖質制限中のアルコールはウイスキー(ハイボール)が定着!ビール(小麦)の罠に気がついた話。 - カラダシホン日記

糖質を「制限」する、または「減らす」というのはやりやすいと思います。しかし、グルテンをまったく「抜く」というのは簡単ではありません。現代社会で生きていくには不都合が多いと思っています。グルテンを本当にまったく摂らない食生活を数年続ければ、本当に小麦製品をまったく受け付けない体になるとも思います。それも、それで困りますよね。糖質でさえ、完全に抜いていると、あまり食べにくくなりました。
参考:腸内細菌のバランス説が有力。久々におにぎり(糖質)を食べたら下痢になってしまった話。 - カラダシホン日記
参考:久々に糖質をとると「胸焼け」をするのは本当らしい - カラダシホン日記

これもあって、お昼は糖質を摂るようにしてます。糖質食べるたびに、体調悪くなっていると、人付き合いがしにくくなりますので。少し慣らしておかないとなりません。

糖質制限でよくなった体調

これまで、このブログで何度も書いていますので、あまり繰り返しませんが、私は糖質制限(MEC)のおかげで長年の苦しみから解放されました。
tosituseigen.hatenadiary.jp
他にも、慢性鼻炎が治ったり、10キロ以上やせたり、良いことだらけです。糖質制限というより、実は、結果としてグルテンフリーの効果なのかもしれませんが・・・、私のように、厳密にグルテン抜きをせずとも、つまり、ふつうに糖質制限本を読んで実践するだけで、体調がよくなるということを訴えたいですね。

まとめ

友人の「糖質制限は危険だよ、これからはグルテンフリーだよ」という言葉に反応して、糖質制限をひたすら擁護しようみたいな書き方になりましたね。でも、実は、結果的に、かなりグルテンフリーを実践している気もします。小麦食べすぎなんですよね。現代人は。

ところで、友人に「じゃあ、どうなの?グルテンフリーはあっているの?」と聞くと「白米が食べられるのがいい!」って。そして「まあ、お菓子は結構食べるけどね!パンは食べないよ。」って、なんじゃそりゃ~~、ご飯食べたい言い訳だよね・・・。たぶん、ちゃんとグルテンフリーやってないよね。

そんなわけで、私はどっちかというと糖質制限・MECなどがお勧めかなぁ。

長生きしたけりゃパンは食べるな (SB新書)

長生きしたけりゃパンは食べるな (SB新書)

おすすめグルテンフリー本

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチ選手のパワーの秘訣はグルテンフリーです。現在の、最強のジョコしか知らない人は驚きますが、実はエネルギー切れで、惜しいところまで行っては敗退を繰り返す残念な選手だったジョコビッチ。グルテンフリーの食生活を試したことで彼の人生が変わりました。なかなか読み応えのある本です。現在、強さの絶頂にある選手が語っているところが、説得力ありまくりの一冊です。

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